スーパーシティー構想とは
2020年5月27日、
参議院本会議でスーパーシティ法が成立しましたね。
スーパーシティ法案(国家戦略特区法改正案)とは
正式名称は「国家戦略特別区域法の一部を改正する法律案」、
国家戦略特別区域に係る法律の特例に関する措置を追加しようとする法案です。
ちなみに
「スーパーシティ」とは
AIやビッグデータを活用し、社会のあり方そのものを変えていく都市となります。
自動運転、行政手続き、キャッシュレス、遠隔医療、遠隔教育など、
暮らしを支える様々な最先端のサービスを実装した「スーパーシティ」です。
ここで気づく方もいるかと
思いますが
コロナ禍で進む
テレワークやオンライン会議
遠隔医療、遠隔教育
マイナンバーによる行政手続き
キャッシュレス決済などは
もう始まっていますよね?
すべては
スーパーシティー開発のためにあるといってもいいでしょう。
ちなみに
トヨタのスマートシティ構想として
スマートシティ(コネクティッド・シティ)として
「Woven City(ウーブン・シティ)」と
名付けられたこの実証都市を構想しています。
これもまた
スーパーシティー開発といえるでしょう。
さて
世界では
各国でスーパーシティー開発が行われています。
特にこの分野をけん引しているのが
中国そして韓国です。
スーパーシティーとセキュリティ
個人情報や企業から集めた情報を集約
AIなどの最先端技術で連結させ、サービスにつなげるものなので
個人情報などが
無断で第三者へ渡されてしまうこととなります。
秘密の漏洩、プライベートを暴かれ
さらには任意なしに個人が特定されてしまう危険もあります。
でもどうでしょうか?
すでに私たちの生活の中で
本当に個人情報が守られていて
第三者へ漏らされていないことなどありえるのでしょうか?
私などは
誰もが知りえぬような情報など
天から降りてくるメッセージとしてお伝えしています。
このようにサイトを運営していますので
ありとあらゆる情報をくまなくチェックされていることでしょう。
いつこのサイトが削除されてしまうかもしれない・・・。
それは認識したうえ
でも
伝えなければいけないという想いで
このようにお伝えしています。
安全性と危険性は
インターネットが出たころから謳われていたことです。
今の子供たちを観ても
産まれた頃には
スマホがあたり前にあったわけですから
安全性と危険性の認識は
むしろ
大人よりもわかっているのではないでしょうか?
これから先も
自分を守ることから解放されることはなく
しかし
自己表現や自由ということは
自己責任として
これから重くのしかかるのかもしれませんね。
スーパーシティー構想と大阪万博2025
政府の国家戦略特区の指定区域をみてみましょう。
東京圏(東京都、神奈川県、千葉市、成田市)
関西圏(大阪府、兵庫県、京都府)
新潟市
養父市
福岡市・北九州市
沖縄県
仙北市
仙台市
愛知県
広島県・今治市
特に
2025年の万博の開催予定地である大阪市の人工島「夢洲(ゆめしま)」では
大阪万博2025で目指すこととして
具体的にこのように計画しています。
日本の国家戦略「Society 5.0」 とは、
サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を
高度に融合させたシステムにより、
経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会です。
狩猟社会、農耕社会、工業社会、情報社会に続く、新たな社会を指します。
IoT(物のインターネット)、AI(人工知能)、ロボティクス、ビッグデータ、
バイオテクノロジーといった技術により
様々な地球規模の課題が解決される社会は、
SDGsが達成された社会でもあります。
会場内の5カ所に「空」(くう)と呼ばれる大広場を設置。
AR(拡張現実)·MR(複合現実)技術を活用した展示 やイベントなどを行い、来場者の交流の場とする。
南西側を望む夕景の会場鳥諏図。淡路島、明石海峡大橋を 背景に美しい景観が広がる。
大阪万博2025とSDGS
1970年の大阪万博のテーマは
「人類の進歩と調和」
(Progress and Harmony for Mankind)
大阪・関西万博のメインテーマは
「いのち輝く未来社会のデザイン」
なぜ大阪万博では
ともに
未来の世界を描いているのか?
関西地域が
科学技術を支える工場が集積していることもありますが
そこには
人間の未来にかかわる重大な問題があるためです。
大阪万博2025では
「様々な地球規模の課題が解決される社会は、SDGsが達成された社会」
としていますね。
ちなみに
「SDGs(エスディージーズ)」とは、
「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称で
2015年9月に国連で開かれたサミットの国際社会共通の目標です。
ここ数年で
民官とかなり急速にスーパーシティー開発に舵を切っています。
SDGsの達成とスーパーシティーとは
どんな関係があるのでしょうか?
すべてはスーパーアプリへ・・・未来の宇宙移住計画の一歩
SDGsに組み込まれている17のゴールは
地球環境と人間活動に持続性を持たせるといっていますが
要するに
このような社会形式が出来上がらないと
地球はもちろんどこにいても
人間が生活できない状態になるということです。
規範から漏れてしまうような
たとえば
昭和の遺産ともいえる
パチンコ店
接待を伴う飲食店、風俗店はどうでしょうか?
おそらくこれから
スーパーシティー開発の中で
過去の産物として
淘汰されてしまうことでしょう。
そのうちには
平成博物館という名前で
もしかしたら
バーチャル体験ができるかもしれませんね・・・・。
そして
「スーパーシティー」において
すべてはスーパーアプリとなっていきます。
スマホに入るアプリはたった一つです。
そこにすべてが集約されていきます。
たとえば
中国の「WeChat」や「Alipay」が有名ですね。
「スーパーアプリ」は
メッセージ
ソーシャルメディア
決済、送金、タクシー配車、
飛行機やホテルの予約、Eコマースなど
アプリ一つで出来ることが多いのが特徴です。
最終的に
たった一つのアプリが連動し
私たちはスマホすら持たずに
マイクロチップで操作ができることとなります。
便利というよりも
それが未来の社会の形といえます。
その先にある
未来は
人間が宇宙空間へ旅立つときのために
すべてが整っていくことでしょう。
このあたりは
長くなるので
また別の記事にします。